2日目(到着日)
2003.12.27 |
明けて12月27日(土)ほぼ定刻の8時30分にシドニー(キングスフォードスミス空港)に到着しました。天候は曇り。もっと暑いのかと思っていましたが、意外に涼しい陽気。機内で半袖に着替えている人もちらほらいましたが、とてもそんな感じではありません。タスマニア・ホバートへは国内線への乗り継ぎなので一旦入国し、預けた荷物も受け取
る必要があります。人の列にそって入国審査場、そして荷物の受取場(BAGGAGE CLAIM)に向かいます。入国審査では、さすが長蛇の列で30分ほど時間がかかりました。税関検査が済むと到着ロビーです。とりあえず空港内の銀行で両替ですが、オーストラリア・ドルと円の両替率はあまりよくありません。日本で両替するよりこちらの方が良いかと思いまし たが、同じようなものです。相場では1オーストラリア・ドルが80円くらいなのですが、窓口で両替となると90円必要です。なるべくクレジットカード払いにして、現金の両替は必要最小限としました。 さて、これからメルボルン経由タスマニア・ホバートへの乗り継ぎです。 到着ロビーの右の端の奥に国内線への乗り継ぎカウンターがあり、ここでチェックインをしたあと、バスで国内線ターミナルへ移動しました。国際線と国内線でちょっと距離があります。メルボルン行きは、QF427便、11時ちょうど発です。乗り継ぎにはちょうどいい時間であまり待たずに搭乗できました。 メルボルンへは、約1時間半で到着。 次はさらに、午後1時20分発のホバート行きに乗り換えです。飛行機も少しずつ小型になってきました。ホバートまでの飛行時間は、1時間くらいのものですが、カンタス航空では短い国内線でもランチボックスが付いてきます。軽食ですが、食事の手間がはぶけ、節約にもなるので大歓迎です。 メルボルンから離陸するとタスマン 海、バス海峡に出ます。青い海が眼下に広がり爽快な気分です。しばらくすると陸地が見え始め、いよいよタスマニアが近づいて来ました。メルボルンからタスマニアへは船も運行されており、こちらはデボンポートまで10時間かかるそうです。また飛行機はタスマニアの州都、ホバートのほかロンセストン、デボンポートへの路線もあるようです。機体は、 徐々に高度を落とし、ようやくホバートに到着しました。本当にこじんまりとした空港です。飛行機からタラップで下りターミナルに入りました。すぐに荷物受取場があり、レンタカー会社のカウンターが数社並んでいるだけでその先はもう外です。荷物を受取りさっそくエイビスのカウンターで予約票を出し、無事、車をピックアップできました。 オーストラリアでは、日本と同じ左側通行、右ハンドルなので違和感なく走れそうです。まずは、ホバート市内の予約したホテルに向かいます。空港から市内まで15キロほどで、幹線道路のA3を西に向って発車。道は広くて皆、結構スピードを出してます。郊外で景色もよくスイスイ走っているとやがてタスマン橋を渡りホバート市内に入りました。タス マニア州の州都で一番の都会です。 ホバートには今日1泊だけで、宿泊は「HOBART MACQUARIE MOTOR INN」です。市内地図を見ながらですが、ホテルはすぐに見つかりました。交差点の角にある茶色の建物です。1階にある駐車場に車を止め、フロントでバウチャーを渡してチェックインしました。質素なホテルではありますが、部屋は清潔で眺めもまず まずでした。1部屋、AU$98ですから十分です。1階駐車場の横に温水プールもあるようですが、見たところ大きな浴槽といった感じで、チラッと見た時は誰も入っていませんでした。 部屋で一息いれたあと、さっそく町に出てみました。ホテルからすぐ近くのサラマンカプレイスに土曜日だけ開催している露店市場があります。基本的には午前が中心で午後3時ごろには閉店となるとの事です。ホテルを出たのは、すでに午後3半くらいだったので、サラマンカプレイスに着いたころには店仕舞いの最中でした。アクセサリーや小物雑貨、 Tシャツなどの露店だったようです。このあたりは、1800年代、英国の植民地だったころの面影が残っていてクラシックな雰囲気が漂っていました。土曜日の午後でもありオープンカフェでくつろいでいる人達が多く楽しそうに会話をはずませていました。 市内中心部にはデパートや専門店が並ぶモールもありますが、年末の土曜日 午後ともあってオープンしている店がほとんどなく、逆にこちらは閑散としていました。タスマニアでは日曜祝日は店もお休みです。次にショッピング街から港の方へ向かってみました。エリザベス通りを下って行くとサリバンズ湾に出るはずです。このあたりは幹線道路でもあり道幅も広く交通量も多いようです。と言っても日本ほどではありませんが・・。 フランクリン公園の先にはビジター・インフォメーションセンターがあり、そこを過ぎるともう入り江が見えてきました。小さなボートやヨットが浮かんでいますが、その先にコンテナを浮かべたようなシーフード・ボートがいくつか並んでいます。近寄ってみると結構活気があって、はやっていました。注文を受けてはボート内で調理し、でき上がった品を 次々渡していました。いわゆるフィッシュ&チップスの海上版です。中で食べれるようなコンテナもありますが、テイクアウトもしくは入り江のベンチに座って食べるのが基本のようです。日がなかなか沈まないので、まだ日が差しているのですが時間も午後6時を回っていたので、ここで夕食にする事にしました。ホバートと言えばシーフードですが、レス トランで気取って食べる柄でもないのでちょうどいいでしょう。なにしろコストパフォーマンスは抜群です。何軒かの中でも特にはやっていそなお店を選びメニューで少し悩んだすえ「フィッシャーマンズ・バスケット」を注文しました。窓口で料金を支払うと、番号札を手渡され、出来上がるまでしばらく待ちました。ボート内の調理場では手際良く揚げ ている様子です。10分足らずで自分の番号が呼ばれバスケットを受け取りました。あつあつでいい香りが漂って来ます。早速近くのベンチに腰をおろしていただきました。魚の身が新鮮でホクホクしていて味は言うまでもありません。港を眺めながら地元の人と席を並べてのいい夕食となりました。 7時近くになってもまだ日が高いのでホバート市街を手軽に眺望できるウェリントン山の展望台(1270m)に行く事にしました。 ホテルから車で西へ10分も走るとウェリントン山の登り口にさしかかり徐々に標高が高くなってきました。道はよく整備されていて車も少ないので30分く らいで展望台駐車場に着きました。ここまでくると夏とは言え、車から出ると寒むー!という感じで風も強く、展望台がガラス張りで囲われて造られている理由がよく分ります。展望台の建て屋から先は張り出した見晴らし台になっていて、せっかくですので風を押し切って出て見ました。日がだいぶ傾いてきましたが、ダーウェント川沿いに広がるホバート市街を一望できました。ここから見るとあまり高い建物はありませんが結構大きな町です。厚着してこなかったので風と寒さに勝てず、写真を何枚か撮ってすぐに車に戻りました。 明日は、遠出をします。 タスマニア地図(Tas21.com) |